アイスの本棚

読んだ本、観た映画の感想を書きます。

『アンブレイカブル』 監督 M・ナイト・シャマラン 2000年

シャマラン監督3部作の1作目映画『アンブレイカブル』を観た。
主人公が自分に超能力があることに気がつく物語なのだけど、全然浮かれてなくて、とても現実的なところが好きだなと思った。
確かに力があるからといっていざ人助けしようと思っても、誰を、何から、どうやって助けたら良いのかなんて分からないと思う。
そんな風に力に戸惑う主人公や家族の姿がリアルで良かった。
 
シックス・センス』を観たときにシャマラン監督は、鏡などへの映り込みを工夫しているというレビューを見かけたから、今回はそのあたりも注目してみた。作中ミスター・ガラスの描写では、鏡に移った姿や上下さかさまの視点が多く使われていて、主人公との対比になっているのかなという感じだった。他にもカメラワークが独特だなと感じるところがいくつかあって、そういうのを見つけて意味を考えるのも映画の楽しみ方だなと改めて思った。
 
次は3部作の2作目『スプリット』を観てみようと思う。
おもしろかったです。